№164<質問>

ハラスメントを意識してしまって女性部下は面倒くさい!

<アドバイス>

男性が作り上げてきたビジネス社会(#男社会)に、女性が同等に参入してきてまだまだ歴史が浅いため、女性部下の育成に悩んでいる男性上司は多いです。

なぜなら、男×女で仕事への意識ややり方が違うことはもちろん、さらに、昨今、ハラスメント と取られかねないので、特に 女性部下はめんどくさい と思う男性上司の存在があります。

そのため、調査でも、「男性と女性とどちらの部下が使いやすいか?」2)は、
男性上司は
3人に1人強が「男性」で、「女性」はたったの4.5%

女性上司は
「人による」が半数近い47%。「男性」は21%、「女性」14%

理由として、
男性上司は
「言いやすい・話がしやすい」
「気を使わなくていい」
「セクハラの心配がない
「残業をさせやすい」
「女性は深夜勤務を頼みにくい」

逆に、女性がいてよかった点では、
「職場が明るくなる」(47.8%)
「職場が華やぐ」(47.3%) → 職場の花
「雰囲気が良くなる」(42.3%)
「多様な視点が生まれる」(33%)
「職場が活性化する」(18%)
と、仕事の内容に関する項目の比率は低かった。

女性に改善してほしい点では
「リーダーシップ」(23.8%)
「昇進昇格への意欲」(22%)
「責任感」(19.8%)
で、一番多かったのは「特になし」(24.5%)でした。
つまり、男性上司は女性部下の育成に、あまり意欲をもっていないとも取れます。

女性部下との接し方で、男性の3人に1人が失敗しことがあると答えているところに、女性部下がめんどうと取っている理由の一つがあると言えます。

こうなってくると、女性に遠慮する上司の下では女性社員は育たないために、男性社員と差が出てしまうという残念な結果になっています。

「配慮は必要。でも、遠慮は不要」です。

こういった男×女の特性を理解した、女性管理職育成や女性活躍推進のための”仕組み作り”が必要です。 “男×女活用®で、経営革新”を提供する お手伝い(コンサル)しますので、お声掛けください。

▼<質問箱の動画はこちらから見られます>▼

【参考、引用】
1)佐藤律子,ほめられると伸びる男×ねぎらわれるとやる気が出る女,青春出版社,2018/11/21
2)日本経済新聞社,男性上司は女性の部下が苦手?,2014/4/19
3)エッジニュース,女性部下に対する接し方 3つのNGワードを言わない【対処法】,2021.04.20

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