№158<質問>

女性管理職です、部下の男性から「セクハラされた」と言われて困惑しています

<アドバイス>

セクハラは男性だけでなく、女性管理職増加にともない目立ってきています。

セクハラの歴史を振り返ると、
1989年に、“セクシュアルハラスメント”が流行語で登場
1997年に、“男女雇用機会均等法”に、性的嫌がらせをしてはいけないことが盛り込まれました

しかしながら、一向に減ることはなくだけではなく、女性から男性、男性から男性、女性から女性へとセクハラが多様化しています。

セクハラは、根本的に「相手に対しての共感力の欠如」です。
「自分の考えは、相手も同じである」
と思い込み、自分の価値観を押し付けるという行為です。
そのため、「セクハラするつもりじゃなかったのに・・・」
になってしまっています。

セクハラの要因として
性に対する考えの違いが理解できていないため
世代によってセクハラへの認識に差があるため
昔ながらの“男尊女卑”の考え方を持つため
権力や立場で生じる圧力の認識不足のため
と言われています。

よくある男×女共通のセクハラ事例としては、
「男のくせに…」「女のくせに…」
「隣の席は、若くてかわいい(かっこいい)いい」
「つき合っている人いるの?」
男女ともに肩に手を乗せたり、ボディタッチ 等

セクハラにならないための対処法として、
●容姿や服装についての意見や感想を言わない
「スタイルがいい」「かわいい」「色っぽい」ではなく、
↓ ↓
「さわやか」「上品」「清潔感ある」と言い換える。
●プライベートに踏み込まない
●性別を理由にした発言はしない 等

女性管理職が急激に増えている現在、
女性は今まで、「セクハラは男性がするもの!」「自分は被害者!」と捉えているので、男性以上にセクハラをしている自覚が薄いと言われますので要注意です。

こういったプライベートだけではなく、仕事上でも男×女の特性を理解した、女性管理職育成や女性活躍推進のための”仕組み作り”が必要です。 “男×女活用®で、経営革新”を提供する お手伝い(コンサル)しますので、お声掛けください。

【参考、引用】
1)山藤祐子,なぜ、セクハラは起こるのか?を考えてみました,ハラスメント対策専門家,2018年5月17日
2)カケコム,職場でのセクハラ事例集と対処法を徹底解説,2020年11月05日

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