№154<質問>

大企業ではなく、小規模のほうが女性管理職が多いって本当ですか?

<アドバイス>

報道含めて一般的に、女性活躍推進を推奨し実行できているのは、大企業のような気がされるのはよくわかります。
ここに視点のトリックがあります。

厚生労働省の度雇用均等基本調査4)では、

課長相当職以上の女性管理職を”有する”企業」の比率
5000人以上規模:98.1%
1000~4999人規模:75.1%
300~999人規模:62.9%
100~299人規模:55.0%
30~99人規模:59.2%
10~29人規模:59.2%

で、たしかに、女性管理職を”有する(存在がある)”のは、大企業が圧倒的にです。

でも、「課長相当職以上の女性管理職の人数比率」は、
5000人以上規模  5.4%
1000~4999人規模 4.2%
300~999人規模  4.8%
100~299人規模  6.4%
30~99人規模   13.7%
10~29人規模   22.7%

小規模の方が勝っています。

PRESIDENT Online2)でも書かれているように、小規模企業は経営者の考えが直接、すぐに反映されやすいからです。
といういことは、小規模企業の経営者の考え方次第で、、女性管理職が増え、強いては、
 女性が働きやすい環境
 女性視点での新たなサービスや製品の提供
ができるということです。

こういった男×女の特性を理解した、女性管理職育成や女性活躍推進のための”仕組み作り”が必要です。 “男×女活用®で、経営革新”を提供する お手伝い(コンサル)しますので、お声掛けください。

【参考、引用】
1)eleminist.com,女性管理職比率データ2020年最新版 女性が活躍する社会づくりに必要な対策とは,2021年03月03日
2)小島明子:榎本久代,PRESIDENT Online,なぜだ? 中小経営者が、女性を管理職にしたがる「腹の内」
3)帝国データバンク,女性登用に対する企業の意識調査,2018年7月
4)厚生労働省,平成27 年度雇用均等基本調査

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153、152、144

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